このクルマに乗るのは、ロードトリップやサーキット走行をするとき。
今どき、新車なのにノンパワステでマニュアルの走りに特化したクルマなんて、お目にかかれないからね。そこが気に入ってる。
富士スピードウェイの最終コーナーの立ち上がりにアクセルを踏み込む瞬間はとても刺激的。
車重が1,100kgしかないのに、416馬力を後輪だけで地面に伝えるわけだから、そこそこ怖いのだけどね(笑)。
阿佐ヶ谷は生まれたところ、そして9歳から育った地元。
いろんな思い出が詰まってる、静かで程よくオフな場所だよね。
僕にとって、クルマは移動の手段ではない。
今日は阿佐ヶ谷の街を走ったけど、普段はこんな街乗りはしない。
買い物に行っても大きな荷物は乗らないし、大きな段差や勾配のあるところには行きにくい。さらには、立体駐車場にも入れないからね。夏場なんて渋滞に巻き込まれたらオーバーヒートしちゃう可能性だってあるからね。
だから、街を走るときは、緊張するし気も遣うよ。
東京で、そんなクルマになんで乗るかって? やっぱり好きだからじゃないかな。
阿佐ヶ谷、うさぎ、スーパーカー。
photo:Maruko Kono
Takuma Suzu
八木通商、BUGATTI JAPANを経て、「WOOLRICH」のマーケティングマネージャーとして活躍中。ハンティング時にハンター同士の誤射を防ぐために開発された、赤と黒のバッファローチェックがアイコン的なパターンとして親しまれる同ブランドは1830年創業。woolrich.jp
LOTUS EXIGE SPORT 410
過給機付き3.5リッターV6エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は290km/hを誇るスポーツカー。2000年にエリーゼのテクノロジーを応用して開発・発表されたエキシージは、2021年に生産終了を迎えた。
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